岡山県といえば、デニムが有名ですが、実は、デニムの織技術を使った帆布の一大産地でもあります。倉敷で生まれた帆布は日本の帆布の代表格ではないでしょうか。
帆布とは、”キャンバス”とも呼ばれる素材で、「糸を撚(よ)り合わせて平織した生地」のことをいいます。糸を撚り合わせる織り方をしているため、とにかく丈夫で、これが長年、愛されている理由の一つでもあります。
また、帆布は使うほどに馴染んでいきますので、使い込むほどに味が出て、柔らかくなっていきます。当初は硬い場合が多い帆布ですが、通気性がよく、水が浸透しづらいという特徴もあり、使えば使うほど、使っている人に馴染んでいくのも特徴です。
これらの特徴を同時に持つ素材はあまりなく、帆布ならではの風合いがあるため、帆布ファンが多いのも特徴の一つですね。
そんな倉敷で生まれた帆布を使ったバッグを岡山県児島の海の近くに素敵な社屋がある241co.様と企画いたしました。
今回使用した帆布は241co.様のストックに眠っていた綿100%の生地を使用しています。数メートル、中には数十センチしか残っていない生地のため、なかなか生産ラインに乗らずに残っていた色とりどりの生地です。そこから色を選んで、バッグに縫製してただきました。
また、使用しているボタンも241co.様でストックされているボタンをランダムに使用していますので、どんな組み合わせのボタンが届くかも楽しみの一つになります。※一つのバッグには同じデザインのボタンが使用されています。
今回のバッグはアウトドア用スツールやキッチンスツールを入れる袋が欲しいなと思って企画を考えてました。そんなコンセプトのもと、制作したバッグですので、アウトドアにもちろん、お弁当用のバッグとしても使用できるようなサイズ感にしています。
このバッグの特徴は、ふた付であることです。ふたが付いているのが他のバッグにはないポイントではないでしょうか。なぜ、ファスナーやボタンで留めるのではなく、ふた付にしたかというと、中身も少し確認できつつ、隠せるようにするには上に乗せる形のふたがベストでした。ファスナーは開けるのが少し手間だったり、ボタン留めだと中身が丸見えだったりします。さらに、このふたがあることで、ホコリなども入りにくくなっています。
化粧品や赤ちゃんのおもちゃを入れるにもふた付は安心ですね。
色々な用途に使えるので、一つあると便利な帆布バッグです。色は生成、キャメル、ブルーグリーン、ネイビーの4色あります。それぞれ残り布を使用しているため、数量がわずかづつしかございません。
西陣織の残り布を使用したRiFUKURUオリジナル織ネーム付です。残り布を使用しているため、どんな柄の織ネームが届くか指定はできませんが、すべて素敵な織柄のネームになっています。
毎月28日清水寺で行われる1000marketで販売します。もちろんRiFUKURUサイトでも販売中です。ぜひお手に取ってみてください。